【投稿者:杏奈(29)】
私は結婚して三年目になるOLです。
仕事も結婚生活も順調で……と言いたいところですが、実は去年、夫の浮気が発覚して揉めに揉めました。
その時に相談に乗ってくれたのが同じ職場で働く主任のTさんで、私は夫への仕返しとばかりに彼と男女の関係になりました。
勢いで結んだ関係でしたが、私たちはなかなか体の相性がよかったみたいで……。
夫と元のさやに収まった今でも、Tさんと私の社内不倫は続いています。
Tさんは優しく気さくな人で、部下からも慕われています。
けれどその日の彼は、いつもと少し雰囲気が違いました。
どうやら会議で上層部と揉めたらしくピリピリしていて、他のみんなはそんな彼の様子を遠巻きに伺っていました。
私は素知らぬふりで仕事をしながら、心の中で「ここは社内不倫相手の私の出番かな」と考えていました。
彼と社内不倫の関係になってから、自分が人妻としてのグチを彼に聞いてもらう分、彼のグチを聞くのは私の役目だと思っていたからです。
実際、ホテルのベッドの上で何度も仕事や彼の奥さんについてのグチを聞いてきました。
だから今日も、食事にでも誘って、それからホテルに行くのがいいかな。
そう思い、今日も一番遅くまで残って仕事をするTさんに合わせて、私も自主的に残業をしながら声をかけるタイミングをはかることにしました。
やがて他のみんなが帰っていき、仕事場に私たちしかいなくなったのを確認して、私はTさんの席に近付きました。
「Tさん、今日色々あったみたいですね。よかったら、この後飲みに……」
行かない?と言い終わる前に、伸びてきたTさんの腕に首を引き寄せられ、唇を塞がれました。
これまでさすがに会社内で不倫行為をしたことはなかったので驚きましたが、舌を差し込まれて激しく求められ、私は戸惑いながらも彼に応えました。
けれどそのうち彼の手がスカートの下に伸びてストッキングに指をかけたので、そこで慌ててキスをやめました。
「こんなところで何考えてるの、人に見られたらどうするの?」
「困るよね、君は人妻だし俺は妻子持ちだし」
「困るよねって……」
らしくなく自暴自棄なことを言うTさんは、やっぱりかなり参っているみたいです。
だからって、仕事場でなんて……。
けれど、滅多にないスリルを味わってみたいのも本心です。
彼への同情心とスリルへの誘惑に負け、結局私は自分からストッキングと下着を脱ぎ捨てました。
社内で身体を求められ不倫している私は
「何だよ、乗り気なの?」
「見つかったらTさんが責任とってね」
私は椅子に座る彼の膝の上に向かい合って乗ると、ブラウスのボタンを外しました。
待ちきれないように谷間に顔を埋めてきた彼が、ブラジャーから乳房を引っ張り出して舐め回します。
「あ……ん、だめ、優しくして……」
乳首に歯を立てられて思わずビクンと震えながら、私は彼のベルトを引き抜き、ズボンの中から彼の雄を取り出しました。
少ししごいてあげただけで、それはすぐに硬くなり、太く反り返ります。
いつもホテルのベッドの上で人妻の私を犯す上司のそれは、職場の明るい光の下で見るといつもよりもずっと卑猥に見え、その背徳感に余計に興奮を覚えます。
「もう入れたい」
「いいけど、ゆっくりね。声が出たら……あんっ!」
私はスカートをたくし上げ、すでに期待にぬかるんでいるアソコに彼のものをあてがってゆっくりと腰を落とそうとしました。
けれど彼は私の腰を掴んで一気に自分を飲み込ませると、激しく突き上げだしたのです。
「ま、待って……ダメ、音が……!」
彼が私を揺さぶるごとに、私たちを乗せた椅子がギシッギシッと軋んだ音を立て、部屋の中に響き渡ります。
その音の大きさに、さすがに私も慌てました。
この階にはもう誰も残っていなくても、よその階はわかりません。
不審な音を聞きつけて誰かが覗きに来てしまったら、どんな事になるか……。
「あっ……ひ、人が来たら、どうす……はぁんッ!」
必死に声を抑える私の努力を邪魔するように、彼が私の中を抉ります。
彼もこの状況に興奮しているらしく、いつもよりも硬く大きなものが性急に私に出入りして……。
人妻の私の肉体を、もしかしたら夫以上に知っているかもしれない彼に荒々しく快感のツボを突かれ、喘ぐなというのはムリな話です。
「ビショビショに濡れてるから、出し入れする音、すごい響いてるよ」
言われると、ジュポジュポと響く濡れた音まで余計に意識してしまいます。
彼の硬い雄が私の中に出入りして、肉壁を激しくこする、淫らな水音……。
「人が来たら、社内不倫、バレちゃうねっ……」
「いやよ、私人妻なのにっ、Tさんだって……ああっ!あああ……!ダメぇ……!」
Tさんの言葉に、私はイヤイヤと首を振ります。
けれどバレるかもという焦りと同時に、今までにない高揚を味わってもいました。
同僚たちはもうとっくに帰宅してその場にはいないのに、彼らが座っていた席にはまだその気配が残っていて、社内不倫に興じる私たちの姿をじっと観察しているような気がしてきます。
(こんなところで胸もお尻もさらけ出してTさんに貫かれてる私の姿、みんなが見てる……見られちゃう……)
そう思うと羞恥と快感でどうにかなりそうで、私は彼にしがみつきながら熱に浮かされたように上り詰めていきました。
「ああっ……こんなの、すごい……っ!イク……私……仕事場でイッちゃう……っ!」
自分の痴態に酔うように体を揺らしながら、私は彼の頭を強く抱きしめて果てたのでした。
身支度を整えていると、ケイタイのメッセージ着信音が鳴りました。
夫からです。
Tさんも自分のケイタイを覗いて、誰かに返信を打っているようでした。
「奥さんですか?」
「うん、娘がパパとご飯食べるってごねてるから早く帰って来いって」
そう言う彼の横顔からは、もうピリピリした感じが消えていました。
私はそれに満足し、今日のところはもう「不倫相手」から「彼の部下の人妻」に戻ることにして、「お先に失礼します、主任」と声をかけて仕事場をあとにしました。
割り切った関係の私たちの社内不倫は、そのうちあっさりと終わる日が来るのかも知れません。
私は人妻だし、彼は妻子持ちだし、当然その方がいいでしょう。
けど、今日の会社内での行為は刺激的で、どうせなら社内不倫が続いているうちにもう1回くらいしてみたいなぁ……。
『今会社でたとこ』と夫にメッセージを返しつつそんな事を考えながら、私は帰路についたのでした。
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エッチな願望はここで発散!