【投稿者:柴崎詠美(28)】
地元で行われた中学の同窓会に、人妻となってから初めて参加した帰りの事です。
友人達と別れて、私は一人で電車に乗り込みました。
地元から現在暮らす町までは、乗り換えも含めて二時間ほどの距離。
アルコールも入っているため、下車駅には夫が車で迎えに来てくれる約束になっていました。
時間も遅かったため最初は座席に座れたのですが、乗り換えをした駅の近くでちょうど大きなイベントがあったらしく、二本目に乗った電車は満員状態。
身動きの取れない車内で、パンプスのかかとで他人の足を踏まないように苦労しながら立っていると、ふと、お尻のあたりに違和感を覚えたのです。
前後左右に誰かしらの身体が触れている状態でしたから、最初はあまり気に止めませんでした。
スカートの上からお尻の割れ目をなぞる様にされてやっと、私は自分が痴漢にあっている事に気付きました。
振り払おうとすると、驚いたことに誰かが前から私の両手を押さえ付けました。私の前にいる、40代位の男性でした。
痴漢は2人組だったのです。
呆然としている内に後ろにいる痴漢がフレアスカートをたくしあげ、下着に指を這わせてきます。
「やめてください……」
私は何とか身をよじって後ろの痴漢に訴えました。
そこにいたのも前の人と同じ位の歳に見える男性でしたが、彼は私の事なんか知らないように別の方向を見ていました。
けれど私の下半身を弄ぶ手は明らかに彼のものでした。
彼の指に下着の上から敏感な突起を押され、気色悪さと恥ずかしさに私は唇を噛みました。
何度か小さく
「やめて……!」
と訴え、パンプスで相手の足を踏もうと試みましたが無駄でした。
足は前の人に足を絡められて封じられ、イベント帰りの高揚感に浸る周囲の人々は、私が痴漢にあっている事などまるで気付く様子はありませんでした。
大声を出す勇気もなく、恐怖と焦りでどうにかなりそうな私の敏感な場所の上で、男の指が蠢き始めます。
ゆっくりと……。
しだいに性急に……。
嫌悪感でいっぱいなのに、そこをそんな風に弄られればどうしたって感じてしまいます。
人妻である自分が、夫以外の手で感じていいわけがないのに……。
身体を強ばらせ、ピクピクと震えながら必死に耐える内に、指はついに下着の下へ潜り込み、
アソコに直接触れてきました。
痴漢の指が下着の中に…
「あっ」
そこからはあっという間でした。
男は私がいつの間にか割れ目から零していた愛液をたっぷりと指に掬い、ヌルヌルと滑る指で突起を力強くこね回し……。
私は強引に与えられる快感に耐え切れず、二人の男に挟まれたまま声を殺しながら絶頂を迎えました。
崩れそうになる私を、さり気なく身体の位置を変えて前の人が支えます。
私は恥辱で頭の中が真っ白で、もう何も考えることが出来ませんでした。
けれどそれで終わりではありませんでした。
後ろの人が私の太股の間に、硬いものをねじ込んできたのです。
それは明らかにアレで、ぼんやりしていた私は一気に目が覚めました。
「や、やめて、やめて」
抵抗し出した私の耳元で男が囁きました。
「騒ぐな。入れられたくないなら大人しくしてろ」
そう言われては、抵抗を諦めるしかありません。
(早く終わりますように……。)
そう震えながら祈る私の身体を使って、男はペニスをしごき始めました。
太股の間を硬いものが擦れる気味の悪い感触に耐えていると、服の上から胸を掴んでくる手がありました。
それは前にいた男の手でした。
きっと私が痴漢に抵抗していないのに気づいたのでしょう。
男はそうしながら、私の手に自分のペニスを握らせました。
電車の揺れに合わせ、私の身体に擦り付けられる二本のペニス……。
本当だったら、人妻になった私が触れる事などけしてないはずの、夫以外の男の……。
股の間と手の中に知らない男達の欲望が放たれたのは、どれ位時間が経ってからだったでしょうか。
私が自失から覚めた時にはもう男達の姿はなく、車内も大分空いてきていました。
その後、私は予定通り駅まで迎えに来ていた夫の車で自宅へ帰りました。
夫の顔を見た時は心底安心して……。
けれど、自分がさっき痴漢にあったのだという話を打ち明けることは出来ませんでした。
夫以外の、全く知らない男の指で自分がイかされ、その人達の精液まで浴びてしまったのだと思うと、恥ずかしさと罪悪感が胸を締め付けて……。
スカートについてしまった汚れを、どう落とそうか。
帰りの車中、愛する夫の隣りで、私はそんなことばかりを考えていました。
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エッチな願望はここで発散!