【投稿者:ようこ(30)】
当時、5歳と3歳の息子がいた私は専業主婦でした。
家事育児は私の性に合っており、家にいるのも好きな私は、○○ちゃんのママとして生きていました。
専業主婦でいれられる生活に幸せを感じていましたが、夫との関係にはずっと不満を抱えていました。
夫とは社内恋愛で結婚、半年後には長男を妊娠しました。
妊娠2か月頃、信頼関係をゆるがす離婚を考える問題がおきました。
とても悩みましたが、私は妊娠したばかりだったので結婚生活を続けることを選びました。
その2年後次男を出産。2児の母となりました。
夫には私には理解できない癖があり、度々問題になり引き裂かれるような思いを何度もしてきました。
そんな中、夫との良き関係をあきらめるのが自分を守る唯一の方法だと気づき、夫に対しての一切の期待をやめる事にしました。
私にとって夫は、子供との生活を守ってくれるだけの存在になりました。
その頃から、中学時代からの友人と月に1度飲みに行くのが楽しみになり、外の世界にふれることができる唯一の時間をもつようになりました。
友人である彼女は、10代で母親になり3人の子供がいる人妻です。
彼女は頭が良くユーモアがあり、とても活発な女性です。
ある時、彼女から今現在不倫中という話を聞きました。
はじめはビックリしてなんと答えていいかわかりませんでした。
「良くない」とか「子供が可哀そう」などという一般的な概念を持っていましたが、私からするとあまりにも現実離れしていて、自分にはない感覚や経験や度胸。
まるで小説やテレビの中の出来事のような感覚で、時間が経つにつれてすべてが魅力的に感じるようになりました。
その後彼女は相手を替え何度も不倫を繰り返しました。
私の概念はここで少し緩んだのかもしれません。
最初で最後の不倫中学の同窓会が開催されました。
興味はありませんでしたが、彼女が恩師に逢いたいというので一緒に出席することになりました。
参加人数は少なく、全員と話せる位の規模でした。
昔遊んだ事のある同級生が「今日は誰に逢いたかった?」と聞いてきました。
卒業後に付き合った彼の事が頭に浮かびました。
その同級生は彼との事を知っていたので、すぐに彼に連絡し合流することになりました。
彼とはプラトニックな関係で自然消滅してしまいましたが、数年に1度、実家に電話がかかってきていました。
他愛もない話をして、「またね」と切る電話。
最後に話したのは私の結婚が決まったことを告げた時。
付き合っては自然消滅を繰り返し、私にとって彼は手に入らない存在でした。
7年ぶりに2人きりで思い出話をすると、当時の記憶が蘇りました。
再開して数時間、別れ際に私の頭をポンポンとさわり「またね」と。
連絡先は交換しませんでした。
真面目な人妻は堰を切ったように不倫愛へと落ちて
一生の思い出として日々の生活に戻るつもりでしたが、彼から連絡が来ました。
それから、彼と身体を結ぶまでは本当に早く、お互い大人になったことを実感しました。
身も心も彼に持っていかれ、夫への罪悪感など微塵もありませんでした。
まるで今までの恨みを晴らすかのように、何度も関係を結びました。
会う度に行為は激しくなり、夫とは経験した事のない行為を望まれ、私もそれに応えました。
恥ずかしい言葉も言わされました。
車の中でもしました。
居酒屋のトイレや、夜の公園でもしました。
以前のプラトニックな私たちではありませんが、愛されていると感じるようになり心の隙間が埋まり、日々の生活も明るくなりました。
1年位経った頃、彼に自分の子供を産んでほしいと言われました。
私の子供の事を考えると今は無理だと告げました。
すると彼が執着心を見せ始め少し様子がかわっていきました。
強く求めてくれていると感じましたが、日に日に強くなっていく思いに、苦しくなってきていたある日、彼との密会を終え、家に帰ると主人が
「なんかついてるよ」
と黒いワンピースの裾を指さしました。
「嫌だ。なんだろ、洗ってくる」
と言い、そのまま入浴。
私は今まで経験したことのない心臓の鼓動に焦り冷や汗をかいていました。
ついていたものは彼の精液だったからです。
夫に対しての罪悪感なんて微塵もなかったし、夫への期待は捨ててあきらめていたのに、バレると思ったとたん、この生活を失うかもしれない恐怖に襲われました。
人妻としての自覚が足りませんでした。
それに気づき、私はすべてを洗い流し不倫をやめる決意をしました。
彼に理解してもらえるまで時間はかかりましたが、友達に戻るという条件で納得してくれました。
連絡は来ますが2人で逢う事は避けています。
多くの人妻の不倫は、満たされない思いからくると私は思います。
女性は結婚して人妻になっても母になっても一生女です。
愛されている実感を持たせてほしい。
疲れも衰えもお互い様なのだから努力が必要な事もある。
愛されているという安心感を与えてほしかった。
その安心感があれば心は満たされたのに。
隙間なんかなければ、私は不倫をしなかった。
とはいえ、私は不倫をしました。
このことは家族に知られないよう、愛を向け自分の罪と向き合って生きていきます。誰も傷つける事のないように。
これが私の、誰にも決して言えない体験談です。
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また、実在の人物や団体などとは関係ありません。
エッチな願望はここで発散!