【投稿者:玲子(29)】
私は子供のころから新聞記者を夢見ていました。
就職活動では残念ながらその夢はかないませんでしたが、どうにか小さな出版社に入り記者になることはできました。
その後フリーの記者となりましたが、実態はどこにも属すことができない三流記者です。
自分の親にも呆れられている私の仕事を応援してくれるのは友人の紹介で知り合った2歳年下の夫だけです。
しかし私はそんな大切な夫を裏切ってしまいました。
言い訳はあります。
結果を出さなければならないと焦っていた私はある事件を追っていました。
世間的に注目されているこの事件で名を残すことができれば現状を打破して夫の期待にも応えることができます。
そんな私の前に現れた重要な情報を持っているという男性は、情報提供の見返りに私にカラダを要求しました。
いくら成果を出さなければならないと言っても、人妻である私がそんなことをできるはずがありません。
それなのに私は結果を求めるあまりに人妻としての道徳も、記者としての誇りも捨ててその男の言いなりになりました。
悔しくて悔しくて仕方がありませんでしたが、これは夫のためでもあると自分を納得させようとしていました。
ですがそれは本当に正しいことだったのでしょうか。
人の夢に付け込んだ卑劣な男に凌辱された私は、人妻としても記者としても最低の人間に堕ちてしまった気がしてなりません。
子供のころからの夢だった新聞記者になれなかった私は、小さな出版社に就職しました。
そこでは記者という肩書は貰えましたが、書くものはマイナーなアイドルのトラブルであったり、アダルト関係の文章などばかりでした。
憧れのジャーナリズムからはかけ離れた所にいましたが、記者さえ名乗っておけばいつか大きな仕事が来ると信じ、その会社を辞めてフリーの記者となりました。
実質無職となった私を両親も半ば見捨てしまい、私は孤独な戦いを強いられましたが、必死に作った人脈や見返してやるという意地によってどうにか多少なりとも記者らしい仕事はできるようになりました。
夫と出会ったのはそんな時で、友人の結婚式の二次会で知り合いすぐに惹かれてしました。
今まで恋愛にも目もくれずに働いてきましたが、夫と初めて話した時にその優しそうな笑顔と包容力が新鮮で「絶対にこの人と結婚する。」という直感がありました。
私の方からアプローチをかけて交際となりましたが、夫は私の仕事の話も熱心に聞いてくれ応援すると言ってくれました。
夫も自分の仕事で忙しいのにも関わらずサポートしてくれ、私も自分のできる範囲で彼を支えたいと思い交際1年で結婚となりました。
仕事一筋の人間で誰にも頼らず生きてきた私が人妻になって夫を頼りにしていることに周りの人は驚きましたが、私は新しい自分に満足していました。
ですが夫のご両親はあまり私の仕事は歓迎していません。
→→【人妻体験談】新妻OLは上司との不倫セックスから逃げられない
私の仕事が安定しないものであることを問題視して、大した収入がないなら辞めてしまって早く孫を見せろと言います。
夫がそれに反発して私に味方してくれるのは嬉しいですが、そのせいで実家との折り合いが悪くなっているのを見ると申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
あの男が私に接触してきたのはそんな風に私が自分の夢と夫の幸せについて悩んでいる時でした。
その頃の私はとある企業の不正会計についての取材をしていました。
大手企業ではありませんが、その業界では急成長中の注目株で、この取材が成功すれば仕事にも少しは箔が付くチャンスです。
私は昼夜問わずに取材に没頭し、夫は家にも帰らない私を献身的に支えてくれました。
そのかいがあって取材もようやく核心に迫ってきて今までにない手応えを私は感じていました。
しかし私の実力を認めてもらい、どこかの出版社で正式に雇ってもらうには決定打が足りません。
焦れば焦るほど取材は上手くいかず、ゴール目の前で完全に足踏み状態でした。
そんなある日、Nを名乗る人物からメールが入ります。
「あなたにお教えしたい情報がある。」
という意味深な内容でした。
名前には全く覚えがありませんでしたが、取材中はとにかく名刺を配っているのであまり気にはしませんでした。
それよりも情報が早く欲しい気持ちが強く、なんの警戒もすることなく
「ご協力感謝します。是非お願いしますと。」
返信をしました。
Nからの返信はなかなか戻ってこず、私は落ち着かない時間を過ごして待つこと半日、ようやく来た返事はファミレスへの呼び出しでした。
この時点で恐らく交渉は入るだろうという予想はあったので、素早くいくらまでなら出せるか計算して待ち合わせのファミレスに向かいました。
このサイトはフィクションであり、痴漢・レイプ等の犯罪行為を推奨するものではございません。
また、実在の人物や団体などとは関係ありません。
エッチな願望はここで発散!